雪かきと筋肉痛

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カラダとココロ、治療のあり方をテーマに、院長の考えを綴っています。

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院長の考えを綴っています。

カラダとココロ、治 療 のあり方をテーマに、
院 長 の 考えを 綴 っています。

雪かきと筋肉痛

2025.1.31

【雪かきと筋肉痛】

やはり来ましたね。

帳尻合わせのドカ雪・・・しかも重い

おかげで昨日は出勤前と帰宅時にトータル3時間除雪をし、全身バッキバキです。


札幌の冬、雪かきは避けて通れない日常の一部。しかし、雪かきをした翌日や数日後に襲ってくる筋肉痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?


今回は、なぜ雪かきで筋肉痛になるのか、そして少しでも楽に乗り切る方法をご紹介します。

■なぜ雪かきで筋肉痛になるのか?

雪かきは、普段あまり使わない筋肉を総動員する全身運動です。特に以下の筋肉に負担がかかります。

・腰、背中の筋肉(脊柱起立筋):雪をすくい、持ち上げる動作、遠くや高いところに雪を捨てる際に酷使
・太もも、お尻の筋肉(大腿四頭筋・ハムストリングス・大臀筋):ママダンプを押す、しゃがむ・持ち上げる動作で負担大
・腕、肩の筋肉(上腕二頭筋・三角筋、前腕の屈筋群など):雪を投げる動作で疲労しやすい

雪かきは単純な動作の繰り返しですが、重い雪を持ち上げることで筋繊維が微細なダメージを受け、炎症が起こることで筋肉痛になります。


■筋肉痛が来るタイミングの違い

筋肉痛が現れるタイミングには個人差があります。

・その日に筋肉痛が来る人:筋肉がすでに疲労しており、血流が悪い状態で激しい動きをした場合、すぐに炎症が起こることが多いです。

・次の日に筋肉痛が来る人:一般的に「遅発性筋肉痛」と呼ばれる現象で、運動後6〜24時間後に痛みがピークになります。

・2日後に筋肉痛が来る人:普段あまり運動をしていない人に多く、体が回復するのに時間がかかるため遅れて痛みを感じます。
※年齢との因果関係は証明されていないみたいなので安心してください。


■筋肉痛を和らげる方法

・ストレッチ:雪かき前後にストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が高まり、負担を軽減できます。特に朝一での除雪は、ギックリ腰の予防のためにもウォーミングアップをしっかり行いましょう。

・進化系のスコップを使う:近年のスコップはかなり進化しています。ホームセンターをみてみると、腰の負担を軽減する構造のスコップが売られていますので、一度手にとってみてください。

・温める:温めることで血流が促進され、筋肉の回復が早まります。お風呂にゆっくり浸かるのがおすすめです。

・こまめに休憩:長時間一気に行うのではなく、こまめに休憩を挟むことで、筋肉の負担を減らせます。

・正しいフォーム:腰を落として、膝を使って持ち上げる。背中を丸めず、腰に負担をかけない。片側だけで持ち上げず、両手をバランスよく使う。

・軽い運動:筋肉痛のときは、軽いウォーキングなどで血流を促すと回復が早まります。


■もし強い痛みが続く場合は?

「ただの筋肉痛」と思っていても、強い痛みが長引く場合は、筋肉や関節にダメージを負っている可能性もあります。
早く回復したい場合には無理をせず、ご相談ください。

札幌の冬はまだまだ続きます。雪かきでの筋肉痛とうまく付き合いながら、健康的に乗り切りましょう!