「免疫負債」とは
2021.7.24
これからの時代「免疫負債」が問題になってきそうな雰囲気です・・・
「免疫負債」とは、
清潔すぎる環境が子供の免疫系の発達を妨げ、
富裕国でのアレルギー疾患増加に寄与しているという説のことです。
ここ数年で一気に加速した過度の「除菌」や「消毒」により、赤ちゃんや幼児など、
小さい子供が雑菌に触れる機会が少なくなってしまいました。
その影響で自分の免疫力を鍛える機会を失い、ちょっとしたウイルスの流行で感染し重症化してしまう可能性があります。
実際に今年はRSウイルスへの感染拡大が増えているようです。
（RSウイルスは誰もがかかる風邪ですが、免疫力が弱いと重症化してしまうことがあります。）
どれくらい「除菌」や「消毒」をするのか、加減が難しいところですが、
神経質になりすぎはかえって自律神経に影響して免疫力を下げてしまうことにもつながります。
また、手の常在菌やバリア機能まで取ってしまうと、かえって良くありません。
これくらいが適当ですという回数はありませんが、やりすぎて手が荒れたり、
消毒液がないと不安になるレベルだと少し控えた方がいいかもしれません。
ただしいやり方を一緒に考えていきましょう。