「◯カリスウェットか◯S-1か」
2021.7.26
暑い日が続きますね・・・
普段から施術の際には必ず水分補給についての
アドバイスをさせていただいています。
どんな飲み物がベスト?
1日にどのくらい?
などは、体質や年齢、活動量によって変わってきますので、
自分にあった水分補給を詳しく知りたい場合は、ご相談くださいね。
それでは本題です。
水分補給といえば何を思い浮かべますか???
お水、白湯(さゆ)、ジュース、お茶、ビール・・・
ひとつひとつのメリットデメリットはここでは割愛し、
今回はブログタイトルの通り
運動時や脱水時に皆さんが思い浮かべるであろう、
スポーツ飲料(ポカ◯スエットなど)
経口補水液(オーエス◯ンなど)
この2つの飲み物を比較してみようと思います。
まず、スポーツドリンクと経口補水液との違いは「浸透圧」です。
いきなりわけわからない単語かもしれませんね・・・
浸透圧=水分を吸い付ける力だと思ってください。
ですので、浸透圧が高い=水分を吸い付ける力が強い。
人間の体だと、飲んだ水分の浸透圧と体の浸透圧を比較し、
体の中の浸透圧が高いほうが、水分の吸収が早いということになります。
この浸透圧は、水分補給に限らず、お料理などでも使われている考えです。
例えば、
キュウリを塩水につける➡塩水の浸透圧がキュウリの浸透圧よりも高いので、
キュウリの中の水分が塩水側に出てくる。
といった感じです。
体の浸透圧は体内の塩分濃度によって影響を受けます。
たくさん汗をかいてしまうと、水分と一緒に「塩分」も体の外に出てしまい、
「体の塩分濃度」が少なくなると、浸透圧が低くなり
水分の吸収スピードが落ちてしまいます。
ということで、
いち早く水分を吸収するためには、
「飲み物」:浸透圧が低い(塩分濃度が薄い)
「体の中」:浸透圧が高い(塩分濃度が高い)
状態が理想です。
スポーツ飲料と経口補水液を比較した際、「浸透圧」の視点でみると、
「経口補水液」に軍配が上がります。
では、水だけで水分補給をした場合はどうなるか。
この場合、体の塩分濃度が薄まって実は危険なんです。
水を飲んでいても、吐き気や嘔吐などの症状が出た場合は、
前述した経口補水液を飲ませつつ、すぐに医療機関に相談してくださいね。
また、水分はあまり取らず、塩分補給だけした場合。
体の浸透圧が高くなりすぎて、水分を外に出せなくなってしまいます。
これは汗をかけない状態となり、熱中症のリスクが上がります。
最後に甘い飲み物ばかり取った場合。
これは甘すぎるスポーツ飲料も含みます。
糖分は体のエネルギーになるので、飲んだ瞬間は血糖値が上がり
一時的に元気になりますが、血糖が上がると体は基の血糖に戻そうと
反応して、血糖の乱高下が起こります。
そうすると体がダルくなったり、夏バテのようになってしまいます。
また糖質を含んだものは、胃の中での滞留時間が長くなり、
おなかがチャポチャポになるリスクがあります。
まとめますと、
たくさん汗を書く時には「経口補水液がベスト」ですよという結論です。
(説明が長くてすいません)
「経口補水液」は簡単に自分で作ることができますので、「経口補水液」で検索してみてください。
ポカリスウェットなどのスポーツドリンクの方が飲みやすいという方は、
粉末のものを薄めに作って、レモン汁と塩を少し加えてあげると、
オリジナルの経口補水液をつくれますので、
自分オリジナルの経口補水液になります。
レモン汁に含まれるクエン酸はエネルギーを生み出すサイクルに必須の栄養素なので、スポーツする際にはオススメです。