体質やその他の症状
副腎疲労症候群

こんな症状、ありませんか?
▢ 休んでも疲れが取れず体が鉛のように重い
▢ 朝の目覚めが悪く「起きるだけで消耗する」
▢ 趣味や仕事への意欲が湧かず無気力状態
▢ 夜中に何度も目が覚め熟睡感がない
▢ 大事な場面で集中力が続かない
▢ 食べている量は変わらないのに急に体重が増た
一つでも当てはまる場合は引き続き読み進めてください。
副腎疲労症候群とは?
副腎という臓器(主に炎症やストレスと戦うホルモンを分泌する)が慢性的な炎症やストレスによって
コルチゾールなどのホルモンが過剰に分泌されたり、分泌しすぎによって疲弊し、分泌ができなくなってしまう状態です。
当院に受診される方は、本人の自覚の有無にかかわらず、真面目で責任感が強く、頑張りすぎの方が多いように見受けられます。
また、コルチゾールの減少は腸脳相関というメカニズムにより、消化器系や皮膚系、精神系など幅広く関与します。(リーキガットやリーキーブレイン)

放置した場合のリスク
副腎疲労は気付かずにどんどん進行してしまいます。
気付いたときにはかなり症状が進行していることが多いです。
また、真面目な方に多いので、気合や根性で乗り越えようとし更に悪化してしまうこともあります。
・睡眠リズムの乱れ、ホルモンの乱れから朝起きることができない
・常に漠然とした不安感があり、うつ状態になったり、一つのことに集中できない
・体重の増加や肌荒れなど「老けて見られる」リスク
・免疫力低下で感染症にかかりやすいく、外出を控えるようになる
・ホルモンバランスの崩れからPMS悪化や性欲減退
・腸の炎症がコントロールできず、下痢や便秘を繰り返す
病院での一般的な治療方法
副腎疲労は自覚症状から、一般的には消化器内科や心療内科を受診される方が多いですが、
対症療法的なアプローチが主となるため、分子栄養学や統合医療に積極的な病院で検査してもらうことをオススメします。
●検査方法:唾液中コルチゾール検査、遅延型フードアレルギー検査、腸内最近の検査、
尿中有機酸検査、毛髪ミネラル検査、血液検査など
●基本的生活習慣改善:血糖値安定化(低GI食・間食の導入)、睡眠リズムの調整、ストレス管理など
●栄養療法:ビタミンB群/C・亜鉛・マグネシウムの補充、プロバイオティクスによる腸内環境改善など
●その他の補助療法:高濃度ビタミンC点滴、カンジダ/SIBO除菌療法(抗真菌剤・抗菌剤)、重金属デトックス(キレーション療法)
●心理的サポート:ストレス反応パターンの分析、トラウマケア(必要時)
●漢方薬(補中益気湯など)の処方など
世界各国の内分泌学会では、副腎疲労症候群という病気は存在しないということで一致しているようです。※副腎疲労症候群に関する論文を解析した結果、評価方法や研究結果の考察に問題があったため。
現状、日本の病院では日本副腎疲労症候群に対して、診断、治療をしてくれる可能性は少ないと考えられます。(個別の症状に対しては対応してくれると思います)
参考:オーソモレキュラー医学会
当院でのアプローチ
オステオパシーは、からだ全体の構造と機能の関係を重視する治療法であり、手技を通じて血流を促進し、自然治癒力を高めることを目指します。また、栄養学的なアドバイスも同時に行います。
●血流改善のためのオステオパシー施術
オステオパシーは、身体の歪みを整え、血流を促進することで自然治癒力を引き出します。
副腎疲労症候群においても、副腎への血液供給を促し、回復力を高めます。
●自律神経の調整
施術を通じて副交感神経を活性化し、リラックスしやすい状態へと導くことで、腸の働きや睡眠のリズムを整えます。
●全身の調整
全身の調整を行うことで、血流だけではなく、呼吸や自律神経の持続的な改善を目指します。

副腎疲労症候群に関するQ&A
Q1.サプリメントは必要ですか?
A1.当院では基本的に食事指導を優先しています。
Q2.更年期症状との違いは?
A2.症状は重複するものが多いです。女性ホルモンと副腎ホルモンの関連性もありますので、アプローチは両方に行います。
Q3.効果を実感するまでの期間は?
A3.重症度によりますが、2週間から1ヶ月で朝の目覚めなどの変化を実感される方が多いです。
ただし、最短でも3ヶ月程度を目安としてください。
こんな感想をいただいています
「ぐっすり眠れて、朝スッキリ起きられる幸せを感じています」
「やる気が戻ってきて、上司にも褒められることが増えました」
「同僚に『肌ツヤが良くなったね』と褒めらました」
「元気になっただけでなく、便通が良くなり、体重も減りました」
「風邪をひかなくなりました」
まとめ
副腎疲労症候群は「頑張りすぎた証」であり、決して恥じる必要はありません。当院では、「家族に迷惑をかけたくない」「会社に迷惑をかけたくない」「もっと頑張りたい」という気持ちも尊重しつつ、しっかりと回復までの道のりを寄り添っていければと考えています。